海洋環境と音響技術部会報告書

概要

「海洋環境と音響技術」部会では我が国における海洋の重要性、さらに広く「海」に関わる科学、音響技術の重要性について議論するため、年数回の研究部会を開催した。そして、報告書という形でその成果をまとめた。
本報告書は単に海洋音響技術の紹介だけに留まらず、広範囲の海洋科学に関わる内容を集約するため、識者により海洋音響への期待を述べていただいた。従来の 技術的な研究部会に比べると水中音響学だけに留まらず、未来の海洋技術の進むべき方向を示唆する内容がより多く含まれていると言えるだろう。本報告書では 部会で報告された内容を関連項目ごとに各章にまとめている。
具体的には各章のタイトルとなる「海洋環境計測の現状-海洋音響技術への期待-」、「海洋資源と海洋環境」、「発展する音響技術と計測機器」を中心として 多岐に渡る分野についての報告がなされている。そして、第1章「序文 海洋環境と音響技術」、第6章「総括 海洋音響への技術的展望」で本報告書により得 られた成果がまとめられている。

目次

1章 序文 海洋環境と音響技術
2章 部会について 構成および経緯,目標と成果の概要
3章 海洋環境計測の現状 -海洋音響技術への期待-

3-1 海洋環境計測と音響技術
3-2 大規模海域観測として海洋音響技術
3-3 シミュレーションによる地球・海洋構造予測
3-4 まとめ

4章 海洋資源調査と音響技術

4-1 鉱物・燃料資源
4-2 水産資源
4-3 まとめ

5章 発展する音響技術と計測機器

5-1 自律航行装置と最新音響計測機器
5-2 合成開口ソーナー技術
5-3 まとめ

6章 総括 海洋音響への技術的展望